2009年9月14日月曜日

訪日の楽しみ

訪日の楽しみ

 古枯の木は10月11日から約3週間訪日する。今まで日本では戦史に関係する場所を訪問する機会が多かったが、山本五十六の講演会も終わったので今回は趣をがらりと変えて世界遺産の一つである島根県の石見銀山と青森県の日本海側にある保養地ウエスパ椿山を訪問することにした。
 かくするうち日本在住の友人から連絡があり、自宅で山本五十六の手紙が発見されたので見に来ないかと伝えてきた。彼の父君は戦前に東大を卒業し、直ちにプリンストン大学に学んだエンジニアーだ。五十六はアメリカ在勤中、彼の才能を見出し、海軍に入隊するよう要請した。友人が発見した五十六の手紙とはこの要請ためのものである。彼の父君はこの手紙に痛く感動し、海軍大尉の階級で海軍に入隊した。五十六に従ってロンドンの軍縮会議に参加し、敗戦まで海軍に奉職したとのこと。
 もちろん友人には必ず行くから五十六の手紙を見せて欲しいと依頼した。これで訪日の楽しみが一つ増えたことになる。

古枯の木――2009年9月13日記す。
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