2010年9月15日水曜日

民主党議員と事大主義

民主党議員と事大主義

 10月14日の民主党代表選で菅が721対491ポイントの大差で小沢に勝った。これは当然のことと思う。党員やサポータは押しなべて反小沢だった。ただ民主党議員だけは412対400で僅差だった。ある人はこれを指して、永田町と国民の政治感覚の差であるといっていた。
 よく日本人や他の東洋民族の欠点は事大主義だといわれる。事大主義とは“大に事(つか)えること”を意味する。つまり確固たる信念を持たず、いつも勢力の強大なものに従って自分を守り、なびくことをいう。民主党の国会議員の身近にはいつも小沢がいる。彼らは小沢のご機嫌をとり、もみて、愛想笑い、へつらいで小沢から離れまいとする。この原則が代表選の吟の議員の数字に表れたわけだ。
 今後菅がどれだけ長く首相の地位を保てるかはどこまで脱小沢を貫けるかにある。脱小沢を止めたらたちまち国民の支持を失う。挙党一致などと言っておらずに、アメリカの新政権のように負けた側をすべて政権の座から淘汰するぐらいの決意でやって欲しい。

古枯の木―2010年9月14日

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