2010年1月17日日曜日

石川知裕よ、真実を語れ!

石川知裕よ、真実を語れ!

 このところ連日テレビや新聞を賑わしているのが元小沢一郎秘書の石川知裕である。2006年秋、コロラド州のコロラドスプリングズで国際草の根交流会の大会があり、初めてここで彼に会った。コロラド農業の研究という同じグループに属したため約一週間にわたり彼と親しくする機会を得た。彼は早稲田大学、商学部に学び、しばらく小沢の秘書をした後、衆議院選挙に立候補したが落選したためそのときは浪人中だった。パーティや観光への参加、博物館、農場や種苗工場の訪問などで親しく会話を重ねることができた。ホームステイしたアメリカ人の家がお互いに近くだったし、小生の愚著の一冊を献上する機会もあった。
 彼は日本の政治的将来をいろいろな面から考える憂国の士だった。日本の政治屋特有の傲慢さ、驕慢さなどは微塵もなくド真面目で真摯な好青年だった。ただ政治家に要求される怜悧な利己性やかけひきの能力があったかどうかは知らぬ。彼によれば安全保障と農業とイノベイションこそが国家繁栄の基礎であり、これらを欠く国はいずれ滅びると断言していた。日本の農業は世界に卓越する種苗産業を有するユダヤ人に支配されるおそれがあるとしてその対策を真剣に考えていた。
 石川知裕よ、君は現在逮捕中たが検察の取調べに対して知っていることをすべて正直に話せ。小沢一郎から緘口令がしかれ、いろいろのプレッシャーがかかっていると思うがいずれ悪の権化の小沢も逮捕されるだろう。小沢は多分君に対し“一生面倒をみるから小沢の利益に反するような発現をしてはならぬ”と言っているだろうが、こんな空手形を信じてはならぬ。蛮勇をもって国のため真実を語るよう決断してほしい。

古枯の木―2010年12月15日記す。

1 件のコメント:

  1. 石川氏と面識があったのですね。kokonokiさんが会ったころは、本当に大きな希望を抱いているまじめな青年だったのでしょうね。私も、彼が真実を話してくれることを期待しています。

    返信削除