2010年6月20日日曜日

よしこさんのその後

よしこさんのその後

 “山本五十六とロサンゼルス”の中で紹介した猪瀬よしこさんは今も健在。今秋102歳になられるが、自宅に茶室を持ち、着物を着て茶道を教えておられる。長寿を秘訣を尋ねたところ、いつも何かに熱中することだと言っておられた。
 如水会報の5月号に掲載された古枯の木のエッセイのコピーを差し上げたところ大変感激され、一家の宝物にしたいと言われた。よしこさんが五十六に会ったのは1928年だがそのことに触れたとき、“まさか15年後に元帥が南冥の果てに散華されるとは夢想だにしなかった”と言っておいおい泣いておられた。
 2010年4月24日、古枯の木は長岡市の長興寺にある五十六の墓に詣でた。4月18日が五十六の命日であるためか新しい花が供えられていた。五十六の隣の墓がよしこさんの実家の渋谷家のものである。このほうににも敬意を表した。

 古枯の木

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