2010年9月23日木曜日

陸自の増員に反対

陸自の増員に反対

  防衛省が陸上自衛隊員の定数を15万5千人から16万8千人に引き上げると発表した。なぜいまさら陸自の定員をそんなに引き上げるのか。日本は四面環海の国である。海空軍の増強なら賛成であるが、陸軍を増強するなど時代錯誤も甚だしい。日本が制空権、制海権を失っときもうこの小さな島国を防衛することなどほとんど不可能である。なぜなら日本はあるゆる方向から簡単にアクセスできるからだ。この点から古枯の木は陸軍無用論者である。警察程度の陸軍があればそれで充分である。
 2004年末、政府は陸上自衛隊員を5千人削減すると発表した。これは喜ぶべきことだが、この発表と今回の発表は著しく矛盾撞着する。アメリカは国益の観点から日本本土の防衛は日本に任せたいと考えているのであるいはアメリカから陸軍強化の要求があったかもしれない。
 海軍は空軍の援助なしでは存在しえない。海軍はシーレインの保全も重要な役割であるが、そのためには空軍の援護が必要である。陸軍の近代兵器である戦車はもはや空軍の援護ななしでは活躍しえない。陸軍を増強するような金があるなら、その金で海空軍を増強し、核武装の実現を真剣に検討すべきと思う。

古枯の木―2010年9月21日

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